ダンスは独学で鏡がなくても練習できる【鏡の見過ぎはむしろ危険】

ダンスは独学で鏡がなくても練習できる【鏡の見過ぎはむしろ危険】 Column

ダンスを独学で練習したいけど、鏡がないから買うべきかな?

こんな疑問にお答えします。

僕はダンス歴6年目になりますが、現在はフリーのダンサーとしてインストラクターをしたりイベントに出演したりしています。僕の経験をもとにお話ししていきますね。(詳しい経歴はこちら)

ダンスは独学で鏡がなくても練習できる【むしろ不要です】

ダンスは独学で鏡がなくても練習できる【むしろ不要】

結論、ダンスは独学で鏡が無くても練習できます。理由は、ほとんどの練習に鏡は不要だからです。

例えば、ダンスの基礎である「アイソレーション」の練習では、動かす部位以外をきちんと固定できているか確認する必要があります。

とはいえ、どんな状況でも練習に鏡が必要かというとそうではありません。鏡は「無いよりはあった方がいい」くらいで、他のもので代用もできます。

具体的にお話ししますね。

鏡が必要な練習ってわかりますか?

そもそも論ですが、ダンスの練習で鏡が必要なときってどういうときか知っていますか?

結論、僕は以下のような状況でのみ鏡が必要だと思っています。

  • 正しく動かせているかの確認
  • シルエットやポージングの練習
  • 振り付けや構成のタイミングを合わせる

他にも必要な状況はあるかもですが、基本的にダンスの練習は鏡なしでもできます。独学なら振り付けや構成を合わせることもないですね。

ちなみに僕の場合、1人で練習するときに鏡を使うのはアイソレーションのときだけ。それ以外は使いません。

さらにいうと、アイソレは窓ガラスの反射や洗面台の鏡でも十分できるので、鏡がなくても問題なしです。

鏡の見過ぎは逆に危険

実は、ダンスの練習において鏡を見過ぎるのは危険です。理由は以下の通り。

  • 理由①:平面でしか踊れなくなる
  • 理由②:鏡がないと踊れなくなる
  • 理由③:踊りに集中できなくなる

順に解説します。

理由①:平面でしか踊れなくなる

練習で鏡を見過ぎると平面でしか踊れなくなります。これは正面で踊るクセがつくからです。

スクールに通っている人あるあるですが、顔が前しか見ていなかったり鏡ありきの踊りしかできなくなったりします。

これだと踊りが平面的になって味気ないので、鏡の見過ぎは危険です。

理由②:鏡がないと踊れなくなる

鏡を見ながら踊ることに慣れてしまうと、鏡がないときにうまく踊れなくなります。踊りを確認できず不安になるからです。

例えば、バトルやステージで踊るときに下ばかり見ていたり本番になるとうまく踊れなかったりする人がいますが、その原因は鏡の見過ぎにもあります。

人前で踊るときに鏡なんてありません。練習で鏡ばかりを見てるといざ鏡がない所で踊ると不安になるので、鏡の見過ぎには注意しましょう。

理由③:踊りに集中できなくなる

動きの感覚や踊りに集中できなくなることもデメリットです。というのも、視界に自分が映ると気になってしまうからです。

鏡を見ながら練習すると、よくあるのは「上手く踊ろうとすること」に意識がいって、音楽をちゃんと聴けなかったり変に踊りが気になったりします。

結果として踊りに集中できずパフォーマンスが悪くなるので、鏡は極力見ないことがおすすめです。

必要なら鏡の代わりになるものを活用しましょう

もしどうしても動きの確認が必要なら、鏡の代わりになる方法か鏡のある場所を活用すれば解決です。

  • 方法①:スマホ
  • 方法②:ビルや建物の大きい窓
  • 方法③:レンタルスタジオ

僕は基本的に鏡を使わないと言いましたが、上記の方法はよく活用しています。順に見ていきましょう。

方法①:スマホ

スマホで動画を撮って確認する作業は、鏡があっても無くてもやるべきですね。踊りの変なところを改善できるからです。

それから先ほど話した通り、鏡を見ながら踊ると色々気になってパフォーマンスが落ちます。動画なら集中して踊れて、あとから改善点を確認できるので一石二鳥です。

三脚があると便利

僕は自分の踊りを撮るときに三脚を使っています。理由は、スマホを地面に置いて低すぎる位置から撮ると違和感があるからです。

鏡があれば等身大で確認できますが、もし鏡がないなら三脚を使うと高さ調節できるので便利です。

もちろんなくても大丈夫ですが、きちんと踊りを確認したいのであればある程度の高さから撮ることをおすすめします。

方法②:ビルや建物の大きい窓

独学の人におすすめなのは、ビルや建物の大きい窓を活用することです。鏡代わりになりますからね。

よく駅やビルなどの大きい建物で踊っている人がいますが、それは窓が鏡になるからです。

とはいえ夜にならないと反射しなかったり、人目が気になったりする人もいるので、そういった点ではデメリットがあります。

方法③:レンタルスタジオ

「どうしても鏡がないと練習できない」「近くに大きい建物がない」という人は、鏡を購入するかレンタルスタジオを借りましょう。

僕はいつもレンタルスタジオを借りて練習していますが、鏡がありますし何より1人で集中できるのでおすすめです。

とはいえ少なからずコストはかかるので、継続的に練習する方でどうしても鏡が必要な方は購入するといいですね。

鏡を買うなら「全身が映る鏡」にしましょう

どうしても鏡がほしい方は「全身がちゃんと映る鏡」を購入しましょう。理由は、全身が映らないと動きを正しく確認できないからです。

例えば、僕の家には縦長のスタンドミラーがあるのですが、全身が映らないのでダンス用には使えません。小さい鏡は結局使いにくくなって不要になります。

個人的に鏡は洗面台のもので十分ですが、もしも購入するならケチらず「全身がちゃんと映る鏡」を選ぶようにしましょう。ちなみに、全身が映るなら材質や形状は好みでOKです。

まとめ:ダンスは独学で鏡がなくても上達します

ダンスは独学で鏡がなくても上達します

記事のポイントをまとめます。

ダンスは独学で鏡が無くても練習できますし、むしろ基本的に鏡は不要です。

鏡が必要な状況は以下の通り。

  • 正しく動かせているかの確認
  • シルエットやポージングの練習
  • 振り付けや構成のタイミングを合わせる

こういった練習には鏡が必要かもですが、基本的には鏡を買わなくても代用できます。むしろ鏡の見過ぎは上達の妨げになるので気をつけましょう。

本記事で紹介したアイテムや、ダンスを独学で学びたい方向けの記事を以下にまとめておくので、気になるものがあればチェックしてみてください。



参考記事

今回は以上となります。